今月は キーンアプフェルの齋藤清久さんをご紹介します。
和菓子屋を営んでいた親の背中を見て育った私は、小さい頃から菓子職人になることを決めていました。修行先で妻と出会い、松阪市鎌田町に2012年オープンしたのが「キーンアプフェル」です。
ウィーン菓子を中心に洋菓子をお出ししているお店です。“地域の人に愛される店“をめざし、松阪の地名にちなみ松かさ(松ぼっくり)という意味のドイツ語「キーンアプフェル」を店名にしました。
お菓子には、たくさんのジャンルがあり、種類もさまざまです。私達がお出ししているウィーン菓子は派手さのない古典的なお菓子です。ウィーンはオーストリアという小さな国の街で、18世紀にお菓子文化が華開いたとされます。その後ヨーロッパ全体に伝わり、発展した歴史からも西洋菓子の基礎とも言われています。
歴史と伝統を重んじ、むやみに流行を追わないこの姿勢は私達が提供したいお菓子への取り組み方の基本となっています。「季節感のある旬の素材を使って作りたてのお菓子を提供する」この思いは修業時代からふたりで話し合い、ずっと守っていこうと思っています。少量しかご提供できないこともありますが、安心してお召し上がりいただけるよう手づくり、作りたてを心がけてご用意しています。家庭でお母さんが作ってくれるお菓子のようにホッと心なごむ一時を提供していけたらと思っています。
住所:松阪市鎌田町201-5
TEL・FAX:0598-30-6999
定休日:毎週火曜日 第一、第三月曜日
営業時間:9:30~19:00
<外観>